【映画】A.I.【感想】
基本的に予備知識なしで映画をみるのでスピルバーグ作というのすら知らずに、Amazonプライム会員視聴できたので見てみた。
この作品を知ったのは、内村プロデュースという、私の敬愛するバラエティ番組のアフレコのコーナーだったか、笑う犬でウッチャンがハーレイ・ジョエル・オスメントのものまねをした時だったかに知った。笑
AI物ってわりと好きで、SFリストの中からジャケ買いならぬ、ジャケ見したりしてる。「エクスマキナ」と「イヴの時間」が最近見たAI物であるので、また感想を書きたいと思う。
『A.I.』
子供が親に思う「愛」をしっとり切な悲しくもハートフルなストーリー。
スピルバーグ作にハズレってないのか!
語りから入るスタイルで、「ん?ファンタジーか?」と思う始まりだったし、なんともベタな語り内容で…
「まぁ、17年前の映画じゃこんな感じか」と思った。
この世界で言うAIの定理や、今からどういったものが出てくるのか。という説明が、さすが、わかりやすく描かれてた。
世界観の説明が、語りと冒頭10分でしっかりまとまっているので、見やすい。
劇伴にざわつかされて、「お、お、、、?ホ、ホラーな展開来てしまうのか…?」と心の準備をしすぎて、"泣ける名作"の宣伝文句通りにはいかなかった(笑)
公開当時かなり騒がれていたけど、オスメント君の演技がバリうめぇ。吹替でみたけど、吹替役の常盤 祐貴さんもハマってたし、井上和彦さんと大川透さん出てるんで、なんとも耳が幸せだった。
ジュード・ロウの良さは短い私の映画道ではわからなかったけど…、若いイケメンのしかも………ちょっとアブナイ感じな大川さんはホントイケボすぎてちょっと失神するかと思った。笑
SF近未来系映画だと、当時は未来を予測しての機械とか背景だったけど、現代では追いついてしまった追い越してしまった。みたいなのがあるあるだし、冒頭の語りで古臭さを感じてはいたけど、話が進むと其のへんは気にならずに楽しめた。
長く語られる名作なだけあって、イイ作品だったけど、私的には後味があまりよくなかったかな〜。
もう少しスッキリと終わっても良かったような?
楽しい気分になりたい!とか、テンションあげたい!とかって時には向かない映画。
「名作を見よう」「ちょっと考えさせられる作品を見よう」ってテンションで見ないと結構しんどい。星4つ。